こんにちは、つきみです。
「本当の自分を理解してくれる人がいない」
みなさん、こんなことを考えたことはありませんか?
確かに、相手が本当の自分を理解してくれないと感じた時、
すごく独りぼっちで寂しい気持ちになりますよね。
今日は偉人の言葉を学ぶと、
理解し合える人を見つけられるかもしれません。
それでは、さっそく今日の先人の教えを見ていきましょう!
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◆「自分をわかってもらえないと嘆くより、人を理解していないことを気にかけなさい」
子曰、不患人之不己知、患不知人也、
【書き下し文】
「人の己れを知らざるを患えず、人を知らざるを患うる也」
【訳文】
先生がいわれた。
「自分をわかってもらえないと嘆くより、人を理解していないことを気にかけなさい」
引用元:論語 斎藤孝訳
ちなみに、私は論語の本の中で一番、斉藤先生の訳文の論語が好きです。
今まで読んだ論語の中で一番分かりやすいです。
◆まずは、自分が相手を理解しているか考える
私たちは、「あの人は私のことわかってくれない」とか
「どうせ誰も私の考えはわからない」と
真っ先に自分の感情を優先して考えがちです。
しかし、そんなあなたは、相手のことを分かっていますか?
孔子は、「自分がわかってもらえないことよりも、人を理解していない自分のことをまずは理解しなさい」とおっしゃっています。
自分が思っていることは、ほとんどの場合、
相手も同じようなことを考えています。
つまり、きっと相手も自分を理解してもらいたいと思っています。
例えば、あなたと誰かの話がうまくまとまらず、
「どうして相手はこちらの状況を理解してくれないんだ」
と思った時は、相手にはこちらを受け入れないだけの理由があるものです。
そのことが分かれば、
「どうして私を理解してくれないんだろう」
から、
「相手はどう考えているんだろう」
に考えがシフトチェンジできます。
これが、今日の考え方の第一歩です。
◆相手の意図がわかると、解決策が考えられる。
あなたが「相手はどう考えているんだろう」
と考えることができ、理解してあげたら
意外と「そんなことで悩んでいたのか」と思うこともあります。
自分の気持ちと相手の気持ち両方があって、
初めて相手にも自分にも納得できる答えを模索できます。
まずは、相手の気持ち・考えを自分の中に取り入れましょう!
◆相手の気持ちが分からなければ聞けばいい
ここで、「相手の気持ちが分からない」と思う方がいるかもしれません。
そうですね。
相手の気持ちを考えてみると、予測はできますが、
本当に思っていることは分からないこともありますよね。
でも、そういう時は、素直に聞いてみるのも一つだと思います。
なぜなら、相手の気持ちは本人が一番よくわかっているものです。
気を使って聞けないと思うならば、一言断りを入れて聞いてみればいいと思います。
分からないことに、悩むくらいなら
いっそ相手に直接尋ねてみると解決するかもしれません。
相手を本当に理解しようとした時に
嫌な気持ちになる人は意外と少ないと思います。
◆相手と自分の両方にとってメリットのある道を考える
あなたと相手、両方の考え・気持ちがわかったら
その上で、相手にとっても損のない道を見つける必要があります。
自分だけに利益がある方法はすぐに相手に見抜かれます。
人は自分の不利益には敏感です。
反対に、相手にとってメリットがある話ならば、
意外と簡単に話を聞いてくれます。
そして、大抵の人はこちらのことも考えてくれます。
この時点ではじめて相手が私という人間に傾聴してくれます。
このことを、人によっては「心を開いてくれた」と「理解し合えた」
表現することもあります。
◆誰でも承認欲求がある
人は、「他の人から認めてもらいたい」という気持ちがあります。
誰かにとって価値のある人間でありたいと思うのです。
それは、恋愛の形であったり、仕事という形であったり、さまざまな形で現れて
何かをするために必要な原動力になったりします。
しかし、行き過ぎると、被害妄想や劣等感、
または依存心に繋がっていきます。
適切な承認欲求はいい原動力となりますが、
行き過ぎた承認欲求は逆に人を遠ざけてしまいます。
そしてそれは、あなたにも相手にもあります。
これを理解すると、「自分のことを理解してくれない」
という考えから、「自分の承認欲求は度が過ぎていないか」
「相手の承認欲求を満たしてあげているか」など
少しいつもと違う視点で考えることができます。
自分を振り返るときの材料にしてみてください。
◆欲を知ることは人間の本質を知ること
食欲や睡眠欲など、人の欲望は人の本質を知る上でとても大切なことです。
人の本質というと難しいかもしれませんが、
例えば
「私はめんどくさいことから逃げてしまう」
と感じたとします。
実はこれが大きな気づきです。
「めんどくさいことから逃げたいという欲」
つまり、
「人は(少なくとも私は)、めんどくさいと感じることから逃げる性質があるんだな」
とわかります。
すると、「めんどくさいことから逃げないためにはどうするか」
と対策を考えられる段階に移れます。
例えば、「自分の意思では逃げられない環境を作る」など
本質を理解することで解決策を考えることができるのです。
そして、これを実践してみることで、
自分を少しずつ改善していくことができるのです。
いかがでしたか?
私も、こうやってまずは理論的を考えて、日常に取り入れようとしています。
しかし、いざ実践として日常で取り入れようとすると、
自分の欲に負けてしまったりします(汗)
日々、成長、ですね!!
皆さんはどうですか?
一緒に頑張りましょうね!
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