ブラック企業特有の「人は減るけど売り上げ目標は増える」問題についてまとめてみた

ブラック企業体験記

こんにちは、つきみです。

皆さん、人は減るけど、売り上げ目標は増える問題ってありますよね?

え?そんなことない??

ブラック企業は当然に起こるのですが、この問題は解決が困難です。
今日は、いかにこの問題の解決が無理か、そのことについてまとめてみました。

いつものことながら、こんな世界に縁のない方は、おとぎ話だと思って見てください。
ブラック企業にお勤めの方は、あるある!と共感してみていってくださいねー!

私の会社について

身バレ防止のため、詳しいことは書けませんが。こんな感じです。

私のいたブラック企業について
・営業職
・外回りが多く、社用車がない
・もちろん、サービス残業当たり前
・休日は週休1日(のちに少し変更あり)
・月の売上は私個人は100〜200万円程度(100万円ぐらいが普通ライン)繁忙期はもうちょっと増。
・4年間働きました
・なお、歩合制ではない。

問題その1:人が少なすぎると、できることが減るが売上目標は増える

例えば、一つのお店に3人いるとします。

すると、一人の売り上げ目標が例えば100万円だとして、300万円がお店での売り上げ目標になりますよね。

では、2人になると?

それぞれが100万円だとして、お店での売り上げ目標は200万円になりますか?

いえ、なりません。

ここにきて、人数の問題ではなく、前年から目標を下げることはあり得ないので、目標は330万円とかになります。

これがブラック企業の謎理論です。

そもそも、1人のお客様に3時間対応時間がかかるとして、1日に対応できる最大組は3人。
一人あたま10万と計算すれば最低4日で目標達成だろうが!!
と言われるのですが、みんな契約するとは限らないし、なんだかんだで3時間で終わらないこともほとんどだし、そもそも1日3組って9時間労働でもう残業確定し、お客間対応時間以外の事務処理などはまったく計算されてないし、一人10万円の契約なんてかなり条件の良い契約に分類されるし、閑散期なら、1日1組くれば良い方だし・・・。

などなど不満はたくさん。

しかし、上は数字の理屈しか見ません。現場の実情は知りません。

上の例は実は可愛い方で、まだ私のいた業界でも達成可能だなーって思うレベルなのですが、この乖離が大きくなると、もう計算上でも明らかに

無理でしょ!笑

ってことを普通に目標にしてきます。

明らかに無理な目標だと、一気にやる気が削がれます。
だって無理だもん(笑)。

頑張れば届きそうな目標にしてもらわないと、やる気って出ないんだよ!って教えてあげたい。

問題その2:外注という発想がない

正直、業務を軽減するために外注という方法もあるわけですよ。
しかし、それをしないんですね。

一つは、それを考える脳がない。
もう一つは、なぜか外の人間を信用しない(笑)

もう意味がわかりません(笑)

「外は信用できないから、自分たちの会社内で回さなければいけない」

いやいや、回ってないから外注しようって言ってるのに、話戻さないでよ(笑)

そして話を詰めると、

「ならば外注するためにさらに売り上げを伸ばしてからだ!」となるので

もう(どうでも)いいやーってなるわけですね。

「もともとの業務量を減った人員でまわす方法を無料で考えろ!」

って言ってるようなもんですよね。
一体、何にやる気を見出せば良いんだ・・・(笑)

問題その3:売上上げる、給料は増えない。売上下がる、給料は下がる。人も減る。

売上が上がると、すごくお礼を言われます。
そして、給料は増えません(笑)

売上が下がると、ものすごく罵倒されます。
そして、給料は下がります(怒)。
しかし、目標は上がります(失笑)。

あの利益はどこにいったの?笑

これは本当に頑張った意味を何に見出せば良いのやら。
自分の給料の何倍を稼いできても、給料変わらないなら、頑張りたくなくなりますよね。

そして、私なんかは独り身で自由に生きればよかったけれども、家庭があるとそうも言ってられません。
これから結婚すると辞めていく人も多くて、とにかくお金を理由に人は辞めていきました。

極め付けは、人が減って売上げを維持しても給料は上がりません。
あいつの人件費と売上げどこいった(笑)

問題その4:無能な奴を辞めさせた。さぁ、心置きなく売り上げろ!

会社は、無能だと思った人を精神的に追い詰めて辞めさせていました。

私からすると、適材適所で絶対に活躍の場があると思っていて貴重な人的資源と思っていたのですが、現場の意見はお構いなしに人を潰していきます。

精神的に追い詰められて、即日退社もざらにありました。

THE 無法地帯!!

そして、使えない社員がいなくなってよかったと言わんばかりに、これで煩わせることはないな!と、目標修正をせずに進めていきます。

人がいないと、普通に回らないことってあるんですよ!
ただ座って電話にでてくれるだけでも、ギリギリの人員配置にとってはありがたいことってあるんですよ!

現場の声は届かないので、まぁ、ただ淡々と目標をこぼしていくだけです。
私はただの平社員なのでよかったです。
可哀想なのは店長でした。不当に罵声を浴びせられて。

「・・・なんかごめんなさい。」
という気持ちにさせるのも作戦なのか?!と思ったり思わなかったり。

いかがでしたか?

共感してくれる人も多いのではないでしょうか?

まぁ、目標が現実から乖離するってことは、どこもあるかもしれませんね。
せめて、報酬を出してアイディアを集めるぐらいの発想力が経営者には欲しいですよね!

人は財産!
地道に縮小しているみたいなので、人を大切にすることを学んで欲しいですね!

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